昨日のこと。
おいしいラーメン屋と呼ばれる店は数多くあれど、まずいラーメン屋というのは歓迎されないものです。
ところが僕が通う大学の近くには“まずさ”を売りにするラーメン屋というのがあるのです。
その名も 『彦龍』
それも“まずい”の前に「日本一」という余計(?)な修飾詞がついてきます。
ホームページやブログなどで、多くの人がその彦龍訪問記がレポートしていますが、詳しくはググってみるといいかもしれません。何でも、現在でもTVや雑誌の取材が絶えないそうです。
ふとしたことから、大学の後輩と僕を含めた同学年3人で、そのまずいラーメン屋でラーメンを食べてこようという企画が飛び出しました。
『彦龍でラーメンを食べる』企画。まぁそのままですが・・・。
その立ち上げは先週の土曜日。約一週間の心の準備をする期間を設けて、ついに昨日行ってきました。
その昼には後輩とYou tubeにアップされている動画で予習する念の入れようで・・・・。
文京区千駄木にあるそのお店は、大学から10分ほど。。入店をかなりためらう独特の店の面構えは、ラーメンの味をネガティブに想像させるの十分のインパクトをお客に与えてくれます。
とりあえず入店して7席しかないカウンター席に4人が座ってメニューをみて、「彦龍」の亭主さんに「何がお勧めですか?」と聞いてみると、すぐさま
「彦龍ラーメン」
と答えが返ってきました。どういう意味で“おススメ”なのかは聞き返しませんでしたが、その言葉を信じつつ、彦龍ラーメンを4人前注文。
その名物亭主さんがその準備を始めると、「お客さん。何かホームページか何かでみたの?」という探りの質問が・・・。
事前のホームページ情報によると冷やかしの客にはキレるらしいとのことだったので、「おおお、きたきた・・・。」とその質問に胴答えようかと思ったわけですが、まぁ冷やかしなのは間違いないわけだし、ウソをつくのもめんどくさかったので・・・、
「いや・・・。ホームページで閉店するって書いてあったんで、行かなきゃと思ってきたんですよ。」
「あっ。そう。 それじゃ、来月のトークライブのこと書いてあったでしょ?」
なに?トークライブ?しらないぞ、そんな情報・・・。と答えに窮していると、すぐに後輩の女の子が、
「知ってます知ってます・・。やるんですよね~。トークライブ。」
いい感じで僕を救ってくれました・・・・その女の子の反応をみた亭主さんは、
「あれ~? どっかでみたことあるなぁ~。」
「水曜日お会いしましたよ。」と答える後輩。。
実はその後輩、「彦龍」でラーメンを食べるということで、水曜日にお店を探しに、千駄木・谷中をチャリンコでうろちょろしていたとのこと。 ようやく探し当てた「彦龍」の前でタバコを吸う亭主に遭遇し、、喜びのあまり思わず話かけてしまったそうです。
「金曜日 お店開いてますか?」
その質問に対して亭主はこう答えたそうです。「・・・んなの。。 わかんねぇや。」
その返答に亭主に食いつく後輩。
「どうしてですか? 金曜日私たちラーメン食べに行くんで、ぜひ空いてて欲しいんですけど・・。」
亭主はこう答えたそうです。
「取材が入ったら、ギャラが入るからと店閉めちまうんだよ。 だって働かなくていいだろ? あとは気分次第だなぁ・・・。」
そんなわけで、この水曜日のやり取りを覚えていた亭主さん。しっかりと後輩の顔を憶えていました。
それをきっかけに一気に話がはずみました。
バシバシと次々と話をしてくれる亭主さん。サインの話とか、TV出演の話とか。。。
「なかなかもらえないのはな・・・・、渡さんのサインなんだよ。」
と指さしたその先には石原プロダクション社長であらせられる渡哲也のサインがありました。
・・・とまぁ、そんなわけでいろんな話をしつつ、約15分ほどで「彦龍ラーメン」4人前が完成。作り方は、まさしくYou tubeで予習した通りでした。
一人一人の前に置かれたラーメンの前で、まずやることと言ったら。。。
カメラで撮影会。
僕以外の3人は携帯のカメラで、後輩の女の子は、デジカメをちゃっかりと用意しており、出来立てほやほやの「彦龍ラーメン」を激写。それを見た亭主は。。
「ちゃんと真上から撮らないと写らないだろ? ちゃんと撮ってよ。」
と不快そうでもなく、 まぁこんな客は多いのかな・・・。
カメラで撮るのを「失礼かな」と思い、みんながカメラでラーメンを撮っている最中、、さっそく僕はその巷で“まずい”らしいラーメンに挑戦したわけです。
割り箸を割り、そのラーメンへの第1手は正直おそるおそると具材を触りつつ、、、。
そしてレンゲでスープをすくい、口の中に味わってみました。
「う・・・・ん。」
生臭いと揶揄されていたその味は、予想に反して意外と普通。・・・・普通に飲めます。
若干味が薄いかな・・・と思わせるものの。食べれない代物では決してない。
ぜんぜん食べれるラーメンなのです。(まぁ当たり前か・・。)
まずは一口食べると、あとは一気に箸がすすみます。
多くの人が描いていたの腐りかけの煮卵、なぜかねばねばしているナルトもぜんぜん普通・・。野菜も多かったし・・・。
結論として決して“マズい”というものではありませんでした。約15分で全て完食。
スープも半分ほど飲んでしまいました。
・・・実は「彦龍」の醍醐味は実はココからでした。
ラーメン食べ終わってその後70分ほど、亭主と色々なお話をしてしまいました。
まぁ、ホントに色々と話してくれるんですよ。
自分のことを・・・。そして「彦龍」のこと。 TV出演の裏話。芸能界の裏話・・・。 「彦龍」に来た失礼なお客さんの話・・・。・・・そして下ネタ。。。
そして僕たちもかなりノリノリな面子4人で「彦龍」に行ったわけなので、話ははずみ、話は途切れることもなく、70分も話し込んでしまったわけです。最も亭主さんが8、9割話しっぱなしでしたが・・・。
もちろん閉店の理由も聞いてきました。
手術をするそうで、そこで客にビッコを引いて厨房を歩く姿を見せたくないとのこと。
僕たちが医学生であることは明かしませんでしたが・・・。
亭主さんの印象としては、天然で独特な性格ではあるけれどとても真っ直ぐな性格だなぁと思いました。接客は総じてとても丁寧でしたね。
お金を払って、お暇する時に亭主さんから「また食べにきてね。」
と言われました。
そんなわけで、「彦龍」訪問は見事に円満なうちに終わったわけです。
僕たちのドキドキの挑戦は終わりました。僕たちの遊び心はしっかりと達成されたわけです。
帰り際思ったのは、「彦龍」へ行く時は、
グループで行くこと。(たくさん注文すると喜んでくれます。)
ノリのいい女の子を連れていくこと(下ネタを含め、話がはずみます。)
が最良の選択だと思います・・・・。
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