『この世界の片隅に(下) 』を読む

以前にこのブログでも何回か書きましたが、「この世界の片隅に」最終巻が出版されました。作者はあの「夕凪の街 桜の国」の作者です。
物語もいよいよ佳境を迎える「昭和20年4月」から、そして広島の原爆投下と終戦。
その後も物語はしばらくは続きます・・・・。
時代に翻弄されながらも、一つの家族は力強く生きていくという希望にあふれたラストでした。
買ってざっと斜め読みをしたのですが、
とりあえず結論から言うと、・・・・・・・・うむ。難しいです。
とても奥が深い作品でした。
広島の原子爆弾は間接的な出来事として登場します。
戦争が終結への向かっていく中で、いろいろと不幸なな出来事が降りかかりますが、作者の視点は戦時下のある家族の一風景を暖かく描いているなと感じました。
物語は、戦争に翻弄されつつも時には厳しく、そしてとてつもなく悲しい出来事に直面しますが、しかしその中にもユーモアも存在するのです。。あくまで戦争は他人事のようでそうでない。そういう微妙な距離感がとてもリアルです。
それは、女性が描いたということも大きく影響していると思います。男性ではこの作品全体に漂う雰囲気は出せないなぁと感じました。
この物語のラスト、それだけでなくこの作品自体はもっともっとじっくりと何度も読んでいかないと理解できなさそうですが、「戦争」をテーマにしている物語の中では、確実に今まで存在しなかった作品だと思います。
そして最後は「夕凪の街 桜の街」
読んでみて決して損はしない作品だと思います。
個人的にはとても満足できる完成度でした。
あ・・・、あと長かった1ヶ月の第一内科での実習も明日で最後です・・・・・。
そして待ちに待った連休まであと少し・・・。
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