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2010.04.24

「Justice」

昨日の深夜たまたまTVをつけたらやっていたNHKの「ハーバード白熱教室」という番組が面白い。



ハーバード大学の有名教授の講義を番組化したもので、その内容がとても興味深かった。



テーマは「Justice(正義)」。



どうやら政治哲学における正義感や道徳観を考える講義みたいだが、第1回のテーマは、「殺人に正義はあるか?」つまり、結果が万人が支持するものであれば、道徳的に間違ったことでも許されるのかというテーマ。「命の値段」や「命の価値」から道徳観を考えるという内容で、これは医療を考える上でも考えておくべき哲学的な命題だと思う。


そんな当たり前に思えることを敢えて掘り下げて考えることが哲学の重要性であり、面白さでもあるのですね。



アリストテレスから始まり、ロック、J.S.ミル、J.ベンサムなど政治哲学の知る上で知っておくべき著名人の言葉を引用しながら講義を進めていく。

講義の進め方も面白くて、まずマイケル・サンデル教授が問題設定を学生へ与えて、学生から様々な意見を聞いていく、その意見に対して間違っているとも正しいとも言わず、次々に聞いていき、そのディスカッションから問題点を明確にしていき、学生にそのポイントを伝えていく。その手法がみていてとても面白いし、さすがだなと感心してしまう。

こういう講義を医学部でもぜひ低学年でしておくべきだと思うのはぼくだけ?
単なる知識詰め込み式の講義では、やはり啓蒙という点では物足りない。こういう内容は“教養”という点で知っておいた方がいいと思う。 そういう点で哲学は大切。

どの学問でも哲学的な命題とつきものであって、その答えは見つからないものの、その命題について悩むことはとっても大切。悩みの過程の中で、人は様々なものの見方を得て、それまでとは違う価値観を見つけていくことは学問だけでなく、生きていく上で非常に有意義なこと。

そんなことをサンダル教授は言ってたなぁ。 全く同意。



学生の意見としては、名門ハーバードという点で楽しみにしていたが、とってもすごいとは思わなかった。ただ年齢が20歳そこそこならすごいのかも・・・・・。そしてみんな発言しようとする態度は明らかに日本とは違うスタイルで斬新だった。


この番組に触発された僕は、さっそくアマゾンで、サンダル教授の著書を注文してしまいました。

Justice



今日も深夜からNHK教育であるので、興味を持った方はぜひ。。。

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