« プロレス | トップページ | 千葉の片田舎から…。 »

2009.05.09

『東京裁判』を読み終えて

『東京裁判』な1日

1週間あまり続いたGWももう終わってしまいます・・・・・・。

昨日、一昨日も休みだったのですが昼休みに用事があって大学に行く羽目になり、休みという感じは全くしませんでした・・・・。

まぁ、毎日特に書くこともなかったのでブログも更新することもしませんでした・・・。




今日は久々に気持ちよく晴れたのですが、グータラすぎて起きたのは真昼間だったわけで、荒川サイクリングロードへ自転車で走りに行く気も失せてしまいました。

そんなダメニンゲン的生活を毎日のように送っているわけですが、

最近またラーメン二郎の禁断症状が出てきていたので、荻窪のラーメン二郎でニンニクマシのラーメンをがっつりと食べてきました。

ラーメン二郎を欲する“二郎禁断症状”はほぼ1ヶ月に一度必ず自覚するようになりましたね。

いつもなら、池袋東口店にいくのですが、半年ぶりに地元の荻窪店に行ってきました。

久々の荻窪二郎でしたが、掲示板の評価とは違いこれはこれでおいしかったです。



その後はサイクリングをするにも中途半端な時間だったので、結局は喫茶店で勉強していました。



最近は春休みに買ったBoard Review SeriesのBehavioral Science を読んで勉強しています。日本語では行動科学という分野で、国内の医学部ではこういう分野はないと思います。少なくとも僕の通う大学にはないですね。簡単に言うと、臨床に即して心理学、精神医学、疫学を中心にまとめられた分野みたいですが、なかなか面白い分野です。

もちろん英語で書かれているので、電子辞書を片手で少しずつ読み進めています。まだまだ最初ですが、コツコツと読んでいくつもりです。




あとGW中にずっと読んでいた『東京裁判』という講談社現代新書の本を読み終えました。

新書にしては400ページ近くもあるボリュームのある本ですが、全体的にとても平易な文章で東京裁判の外観をつかむには最適な本でした。この本はサントリー文芸賞を受賞しているぐらいなので、それなりにいい本だと思います。

東京裁判(正式名では極東国際軍事裁判)というと、“文明の裁き”論(東京裁判肯定派)、“勝者の裁き”論(東京裁判否定派)の二元論に分かれて、戦後一貫して論争してきた経緯があります。まぁこの二大派閥の争いが、靖国問題にも間接的に繋がっているのですが・・・。


しかし、この本を読むと、そんな単純な二元論で割り切れないことに気づかされます。


東京裁判は、連合国側の様々な国の思惑の上に成り立つ“国際政治の舞台”と割り切った上で、いろいろな要素が複雑に絡み合って最終的に成立したわけで、それは単純に連合国側が当初思い描いたようにもうまく進みませんでした。むしろ失敗したという意見もあるくらいです。A級戦犯を裁くにあたっても、連合国側の判事の中でも裁くための法律を巡っての解釈で決定的な対立がありました。また戦犯を弁護する側にも、弁護方法を巡って対立が浮き彫りになり、弁護に関してもこれまたうまくいきませんでした。



読んでいて感じたのは、一つの国が侵略戦争を起こすにあたって、組織を度外視して個人を首班にして裁くことに対する限界をこの裁判を通して全世界が知ったということだと思います。七人の絞首刑も結局は、大量虐殺の罪(人道に対する罪)が主因です。結局は政治の延長線上に位置する戦争自体を勝者が公平性のある裁判で裁くことの難しさを示しています。

戦犯を一網打尽に裁くにあたってに連合国側は“共同謀議”や“平和に対する罪”という仕掛けをしていたのですが、ニュルンベルグ裁判ではそれなりにうまくいったこの仕掛けも、日本に適応させることには無理がありました。絞首刑になった七人も多国籍からなる判事はその法解釈に最後まで紛糾してしまい、最後はもう裁判の形態を伴わずかなり強引な形で判決を出してしまいますが、だからといって東京裁判自体を善悪論では割りきれるものではないわけです。



国際政治の舞台として、また国際法の観点から東京裁判を再検証したという点で、そしてその舞台裏をできるだけ克明に記述した点で、今までとは違った知見を得られるのではないかと思います。



そういう意味で、この「東京裁判」を読んで、この裁判の延長線上の第二次大戦直後の国際政治の状況が少し垣間見えた気がしてとても面白かったです。



まぁ・・・・。GWを読書で過ごすというのはあまりにも悲しい過ごし方ですが・・・・。

|

« プロレス | トップページ | 千葉の片田舎から…。 »

「つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/98537/44956855

この記事へのトラックバック一覧です: 『東京裁判』を読み終えて:

« プロレス | トップページ | 千葉の片田舎から…。 »