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2008.04.05

夢を語るはなし

今日ふと身の回りを整理をしていたら、

前の大学4年生(関西では4年生のことを4回生という)の時の写真が出てきた。

10年前のこと。今と比べるとやっぱり若い。

自分の笑顔が無邪気すぎて恥ずかしいんですけど・・・・・。

ふと当時のことを思い出してしまった。




大学3年生から4年生にかけての冬休み。文系の友達たちが就活するのを見て、「よし!俺もやってみよう」と密かに就活をしていた時期があった。

○○電工とか航空会社のA○AとかJA○とか・・・。あと海○自○隊の幹部候補生試験の勉強も密かにしていた。それは大学受験のリベンジだった。

あと大学院への進学も考えていたし、いろいろな可能性を模索していた時期だった。

だって人生は無限大だし、いろいろな可能性が目前に控えているわけで、その道筋を決める大切な時だとそれなりに自覚していた時期だった。

A○AとJA○はよもや合格したら就職していたかもしれないけど、その年は就職氷河期時代で自分の希望していた職種での採用はなし。そのために頑張って勉強して取得して資格も無駄に終わった。

○○電工は3次面接まで行ったけど、行く気がなかったので合格の通知のあと辞退した。

そんなこんなで、意外とあっさりと就職活動は終了してしまった。




けど、周りの友達が就職活動をしているのを見て、本気で自分の人生や自分のことを考えたのは事実だった。

将来はどうやって生きていこうか・・・・云々と。

その考えには何にも根拠も自信もなかったけど、独りよがりにそれなりに考えを持った。というかひねり出していた。




そして、そんなことを考えているうちに、あの当時はあの歳なりの「理想」や「目標」ができて、僕だけでなく、色んな人を語りあったものだった。

それが10年前の3年生から4年生の春休みの時期。




この前、国士舘の4年生たちと飲んだのだが、彼らにも、彼らの年頃に僕が考えていたことと全く同じような悩みや考えを持っていた人がいて、かなり語り合ってしまった。

なんだか当時の僕を見るようで若者らしくてとても好感がもてた。




ある老人と話した時、人生には3つのことが必要だと僕に語ってくれたことがある。

この3つをしっかり持ったどんな逆境も乗り越えられると言っていた記憶がある。

「信念」

「理想」

「人生の目標」

それを聞いて、「まさしく、その通りだなぁ」と思った。

「信念」は人生を経ていくうちに自ら見つけていくものだから、すぐには無理だとしても、「理想」や「目標」を見つけることはそんなに難しいことではない。それが後々間違っていたとしても(大部分はそうなのだが、)、それを見つけることはできるはずだと思う。




今の医学部の人たちを見回してみると、そんな話を聞いたことがほとんどない。

僕には「志望の科とかあるか」とはよく聞かれることがあって、現時点で得たいろいろなことから判断してよく答えるけど。逆に、相手から話してくれたことはほとんどない。

自分はこういう医師になりたいとか、こういう人間になりたいとか

そういうこともあんまり聞いたこともない。

それがなんでか不思議でならない。

逆にそういうことを言うことが恥ずかしいと思っているのか、それについて答えを見つけ出せないでいるのか、はたまた俺が自分のことを聞かせるのに値しない人間だと思われているのかはわからない。

それはそれで、表面的な悲しい関係だなぁと少し思う。まぁ、あんま気にしてはないけど。


ある意味、若さしか取り柄がないんだから、そういう自分で考えた青写真を描くことだけは自由なわけで、逆にそれがないとその後の成長は望めない。少なくとも、あの当時の自分は、お金もなかったし、ご飯を食べるのにも苦労していたけど、将来への希望やあがきと向上心だけはあった気がする。

それが未だ半人前だけど、現在の道筋を立ててくれた気がしてならない。




ひたすらさまざまなことへの愚痴や恋話とかは正直もうウンザリというのが率直な感想。

僕にとっては正直つまらないし、他人のことなど、どうでもいい話でもある。

所詮は他人事にすぎない。

それよりか実現不可能な、意味不明な夢を語ってくれる人と話している方がずっと快適だし面白い。そっちの方が若い時にしかできないこと。




愚痴を言って、それをもとに何らかの行動に移すのであれば、それは立派な動機だけど、ただ言葉だけなら、負け犬の遠吠えにすぎない。

若いのだからもっと大胆さがあってもいいのではないだろうか。

大人でもないのに、大人の料簡を身につけてしまった人は不幸だと思う。それはそういう環境に身を置いてしまった不幸だとも言える。

けど環境はある程度は自分で選ぶこともできることを忘れてはいけない。




近い自分の将来について語れるような人間関係を作りたいものだ。

酒は普段他人に言えない夢を語る道具ではあって、愚痴を語る道具ではないのだ。




当時4回生だった頃の健全なあの関係を

4年生になった今、同じように作っていければなぁと思っている今日この頃なのです。

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