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2008.03.19

チベット云々かんぬん

この一週間、世界の関心事といえば、チベットでの大規模デモのこと。




チベットといえば、世界の秘境と言われ、世界遺産のポタラ宮に代表とされるチベット仏教が根づいた独特の文化圏でもある。今では世界からの観光客がむちゃくちゃ多いらしい。

基本的にアジアに行きたいとはあまり思わないのだが、チベットは訪れてみたい地域のひとつ。

なぜチベットであんなに大規模な暴動が起きるのかという疑問があるのかもしれないけれど、チベットは実に悲しい歴史を持った地域でもある。

チベットはもともとダライ・ラマというチベット仏教の最高指導者が統治する、政治・宗教が一致した独立国家でした。

さらにダライ・ラマという役職は、世襲制ではなく、前任のダライ・ラマが死亡したあとに、数日以内にとある方角に生まれた赤ん坊を探し出してきて、次のチベットを治める最高指導者にしてしまうというしきたりになっています。




当時そのことを知った僕は、ものすごく変わった国家だなぁと思いました。




1950年、中国が、中華民国から中華人民共和国に国名を変えて、毛沢東が国家主席になった勢いで、「チベットは中国のもの」というよくわからん大義名分で、チベットに軍事的に進駐してしまいます。

そして、1956年から始まったチベットの中国の統治体制に反発した大規模な独立闘争をチベット動乱といい、これを中国人民解放軍は全力でこれを阻止します。

この時に10万人近くのチベット人のゲリラ、市民、僧侶が殺害されたと言われています。




もともと歴史的にこの地域の人々は独自の宗教を信仰しているために独立心が非常に強いわけですが、今の中国の政治体制では独立は難しそうです。

今回の暴動は、独立を望んだ上で起きたというよりも、現状の社会に対する不満から起きた要素の方が多いみたいです。

結局、搾取されているのがチベット人で、搾取しているのが漢民族という構図になったのでしょう。




社会主義体制&資本主義経済という大きな矛盾を抱えた国家が成立していること自体おかしいのですが、それはその国の国民が決めることなので云々かんぬん言えません。

まぁ、日本も中国のことをごちゃごちゃと言えた義理ではないですけどね。

アジアは政治思想的には3流なわけで、日本と中国はその最下層にいると思わずにはいられないんですけどね。

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